プロジェクトについて

Katori Hidetoshi

香取 秀俊 (プログラムマネージャー)


東京大学
大学院工学系研究科 物理工学専攻 教授

理化学研究所
香取量子計測研究室 招聘主任研究員/
光量子工学研究センター
時空間エンジニアリング研究チーム チームリーダー

従来の原子時計の精度を100倍以上改善する光格子時計をネットワーク展開・社会実装することで、次世代の超高精度・時空間情報の共通プラットフォームを構築します。光格子時計の小型化とネットワーク化により、超高精度クラウド・クロック環境を実現し、通信の高速・大容量化や位置情報サービスの高度化を目指します。

GO OUTLINE プロジェクト概要

NEWS

2024/3/7
東京大学、理化学研究所、日本電子株式会社から共同のプレスリリースです。
「東京大学大学院工学系研究科の岡場翔一助教、香取秀俊教授らの研究チームは、レーザー冷却された原子を光ベルトコンベアで引き出し、さらに交差する光ベルトコンベアで運動方向を変えて出力する連続原子源を世界で初めて開発しました。Physical Review Appliedに論文も掲載されました。」
・プレスリリース:
 交差する光ベルトコンベアで原子の運動方向を変えて輸送    
 ――光格子時計の高精度化に必須な連続原子源を開発――
 東京大学理化学研究所日本電子株式会社
・関連論文:
 Shoichi Okaba, Ryoto Takeuchi, Shigenori Tsuji and Hidetoshi Katori,
 Continuous generation of an ultracold atomic beam using crossed moving optical lattices,

 Physical Review Applied 21, 034006 – Published 5 March 2024.
2024/2/1
リンクページを更新し下記の量子ICTフォーラムへのリンクを追加しました。
・量子ICTフォーラム 会員インタビュー 香取先生
 「光格子時計がもたらす科学イノベーションのインパクト」

・量子ICTフォーラム 若手インタビュー 牛島先生
 「光格子時計で、世界に先駆け19桁の精度に挑む」

2023/12/18
プロジェクトのワークショップが理化学研究所で開催され、今期の成果と来期の計画が議論されました。
2023/12/12
プログラムマネージャーの香取教授が、日本学士院の新会員に選定されました。
・日本学士院
・日本学士院会員の選定について
・東京大学工学部:香取 秀俊 教授が「日本学士院会員」に選定されました
・理化学研究所:香取 秀俊 チームリーダーが日本学士院会員に選出
2023/9/26
プロジェクトのサイトビジットが島津製作所 基盤技術研究所をホストに、オンサイト、オンラインのハイブリッドで開催されました。
2023/8/22
Linkを更新しました。「光格子時計入門」コンテンツをセレクトしました。
クラウド光格子時計プロジェクト リンク
2023/7/21
コンテンツ配信用プラットフォーム「note」に、実業家で投資家の堀江貴文様の香取研訪問時の感想などが掲載されました。
光格子時計が新たな宇宙事業に繋がる
2023/7/6
産業技術総合研究所(AIST)からのプレスリリースです。イッテルビウム原子の波長の時計遷移の直接励起を観測し、その周波数の絶対値を世界で初めて測定することに成功しました。今回新たに絶対周波数を測定された時計遷移は、光格子時計に組み込むことで、環境外乱による時間の基準変動を抑え、その高精度化に貢献することができます。Physical Review Aに論文も掲載されました。
・プレスリリース:
 光格子時計をさらに高精度化する、環境外乱に高感度な時計遷移の精密分光に成功    〜秒の再定義に向けた議論を加速〜
・論文:
 Akio Kawasaki, Takumi Kobayashi, Akiko Nishiyama, Takehiko Tanabe, and Masami Yasuda,
 Observation of the 4f146s2 1S0−4f135d6s2(J=2) clock transition at 431 nm in Yb,
 Phys. Rev. A 107, L060801.
2023/4/6
新しい論文が公開されました。
Ryoto Takeuchi, Hayaki Chiba, Shoichi Okaba, Masao Takamoto, Shigenori Tsuji and Hidetoshi Katori,
Continuous outcoupling of ultracold strontium atoms combining three different traps,

The Japan Society of Applied Physics.
2023/3/14
香取PMがICON projectが進行中のイギリスQuantum Technology Hubを訪問し、大歓迎を受けました。
・Professor Katori’s visit to the Quantum Technology Hub marks new milestone in quantum clocks project
・Professor Katori’s visit to the Quantum Technology Hub marks new milestone in ICON project
2023/3/1
SPIEの量子時計についてのオンライン記事に、香取PMの功績や研究内容が紹介されております。
・Quantum clocks: Ticking away toward a new era of precision measurement
2022/12/13
プロジェクトのワークショップが理化学研究所で開催されました。
2022/12/8
産業技術総合研究所(AIST)と横浜国立大学より、イッテルビウム光格子時計とセシウム原子泉時計の2台の高精度な原子時計を用いて、暗黒物質(ダークマター)の探索を行った結果のプレスリリースがありました。Physical Review Lettersに論文も掲載されました。
・プレスリリース:
 光格子時計とセシウム原子泉時計で暗黒物質の探索に挑む
 〜国際原子時に貢献する秒の「再定義候補」と「現定義の担い手」の同時・高稼働率運転が鍵〜
・論文:
 T. Kobayashi, A. Takamizawa, D. Akamatsu, A. Kawasaki, A. Nishiyama, K. Hosaka, Y. Hisai, M. Wada, H. Inaba, T. Tanabe, and M. Yasuda,
 Search for Ultralight Dark Matter from Long-Term Frequency Comparisons of Optical and Microwave Atomic Clocks,
 Phys. Rev. Lett. 129, 241301 – Published 7 December 2022.
2022/9/30
<受賞>

プログラムマネージャーの香取教授が、国際的な学術賞、
「本田賞」 を受賞しました。
従来の原子時計の1,000倍の精度で、300億年に1秒しか狂わない光格子時計を発明した点が大きく評価されました。

・本田財団のプレスリリース
・本田賞について
・理研からのプレスリリース
・東京大学からのプレスリリース
2022/8/29
プロジェクトのサイトビジットがNTT物性科学基礎研究所をホストに、オンサイト、オンラインのハイブリッドで開催されました。
2022/8/22
大前、坂間、香取の論文が、電気学会 電子・情報・システム部門誌 優秀論文賞を受賞しました。
・表彰名:2022年 電子・情報・システム部門誌 優秀論文賞
・著者:大前宣昭(理研),坂間俊亮(東大),香取秀俊(東大, 理研)
・論文名:光格子時計の高精度周波数伝送の全ファイバ化 (Vol.139, No2, p.126-130, 2019)
2022/6/9
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)様より、"間欠運転をする光格子時計を参照して標準時を生成することに世界で初めて成功した"とのプレスリリースがありました。
・世界初、国家標準時の維持に光格子時計を利用
〜NICTが持つ時計のみで協定世界時との同期が可能に〜
2022/5/12
アスタミューゼ株式会社様よりプロジェクト参画のプレスリリースがありました。
・JST未来社会創造事業(大規模プロジェクト型) における 研究課題「クラウド光格子時計による時空間情報基盤の構築」に参画決定
2022/4/21
東京スカイツリー天望デッキにて、光格子時計を使用した実験の、ビデオ展示がはじまりました。
・東京スカイツリープレスリリース
・東京スカイツリー天望デッキで展示(理研チャンネル)

2022/4/1
プロジェクトに新たなグループ「社会実装調査研究グループ」が発足し、アスタミューゼ株式会社様が新メンバーとして参画しました。
・プロジェクトメンバー
2022/2/15
第1次ステージゲート評価の結果が公開されました。結果は、
【結果】 第1次ステージゲート通過とする
【総評】 評点 S:評価基準を満たしており、特に優れたところが認められる
となっており、最高の評価を頂いて通過することができました。
・大規模プロジェクト型 中間評価(第1次ステージゲート評価)
2021/12/23
Nature Photonics最新号に、プログラムマネージャー香取教授のブレイクスルー賞受賞のインタビュー記事が掲載されました。
・Ever-evolving optical lattice clocks
・Nature Photonics, Volume 16 Issue 1, January 2022

2021/12/21
国際度量衡局(BIPM:Bureau international des poids et mesures)のNEWSに、秒の再定義促進グループ(NICT、AIST)の光格子時計 NICT-Sr1とNMIJ-Yb1が、紹介されました。秒の再定義促進グループの多大な貢献が認められています。
"Record number of frequency standards contribute to International Atomic Time"
2021/11/15
プロジェクトの第1次ステージゲート評価会が開催されました。第1次ステージゲートの活動成果と、今後の継続に向けた第2次ステージゲートの計画が評価され、2022年4月以降のプロジェクト継続の可否が審議されました。結果は2022年2月に公表されるとのことです。
2021/11/2
プロジェクトのメンバーワークショップを開催しました。
2021/9/9
<受賞>

プログラムマネージャーの香取教授が、国際的な学術賞、
「基礎物理学ブレイクスルー賞」 を受賞しました。
自然の基本法則を精密に測定可能とする光格子時計の発明・開発が、大きく評価されました。

・BREAKTHROUGH PRIZESのプレスリリース
・受賞者(BREAKTHROUGH PRIZES)
・理研からのプレスリリース
・東京大学からのプレスリリース
・東京大学(工学系研究科)からのプレスリリース
・東京大学(物理工学科)からのプレスリリース
2021/8/10

投稿したデザインが「Advanced Quantum Technologies」の表紙に採用されました。
ADOVANCED QUANTUM TECHNOLOGIES Volume4, Issue8, 2021.
2021/6/24
研究成果の更新を行いました。
2021/6/4
プロジェクトのサイトビジットが島津製作所をホストに完全オンラインで行われました。
2021/2/20
日経エレクトロニクス2021年3月号(P54)に香取プログラムマネージャーのインタビュー記事が掲載されました。
日経エレクトロニクス2021年3月号
2021/1/27
<受賞>

プログラムマネージャー補佐の高本さんが、
「第3回(2020年度)晝馬輝夫 光科学賞」を受賞しました。

・光科学技術研究振興財団のプレスリリース
・理化学研究所のプレスリリース

 

past news Past News (2019/12/2~2020/12/21)

連絡先


クラウド光格子時計による時空間情報基盤の構築

〒113-8656
東京都文京区弥生2-11-16
東京大学大学院工学系研究科
香取研究室
工学部9号館5階  507号室

電話:03-5841-6845
FAX:03-5841-6859
E-mail: jst.katori.hq(at)gmail.com

 

U-TOKYO 

 

RIKEN

 

mirai

 

JST

 

 

  facebook of katori p@roject      



Last update
March 11, 2024