プロジェクトについて
香取 秀俊 (プログラムマネージャー)
東京大学
大学院工学系研究科 物理工学専攻 教授
理化学研究所
香取量子計測研究室 招聘主任研究員/
光量子工学研究センター
時空間エンジニアリング研究チーム チームリーダー
日本学士院
第2部 第4分科(量子エレクトロニクス)
従来の原子時計の精度を100倍以上改善する光格子時計をネットワーク展開・社会実装することで、次世代の超高精度・時空間情報の共通プラットフォームを構築します。光格子時計の小型化とネットワーク化により、超高精度クラウド・クロック環境を実現し、通信の高速・大容量化や位置情報サービスの高度化を目指します。
NEWS
- 2024/12/26
- 0テレNEWSに香取プログラムマネージャーのインタビュー記事が掲載されました。
【驚き】スカイツリー展望台の時間は地上より10億分の4秒速い! 時空のゆがみ測れる時計
- 2024/11/21
- JST、東京大学、理化学研究所、株式会社島津製作所、日本電子株式会社から共同のプレスリリースです。
JST 未来社会創造事業において、東京大学 大学院工学系研究科の香取 秀俊教授(理化学研究所 チームリーダー/主任研究員兼任)は、装置容量250リットルの小型・堅牢な超高精度光格子時計の開発に世界で初めて成功しました。
・プレスリリース:
世界初、装置容量250リットルの小型・堅牢な超高精度光格子時計の装置開発に成功
~光格子時計の社会基盤実装へ大きく前進~
JST、 東京大学、 理化学研究所、 島津製作所所、 日本電子
- 2024/10/30
- 可搬型光格子時計を用いた周波数の国際比較の論文が公開されました。
International comparison of optical frequencies with transportable optical lattice clocks
- 2024/9/10
- プロジェクトのワークショップが島津製作所 基盤技術研究所にて開催されました。
- 2024/9/9
- プロジェクトのサイトビジットが島津製作所 基盤技術研究所にて開催されました。
- 2024/7/17
- 香取PMのインタビュー記事が、電源開発(Jpower)のホームページに掲載されました。
半世紀後の未来へ 科学者からの贈り物
- 2024/6/8
- 産業技術総合研究所(AIST)からのプレスリリースです。AISTと、横浜国立大学は、光格子時計によって高精度な時刻系を230日間連続して生成することに成功しました。
・プレスリリース:
高い稼働率の光格子時計で世界最高水準の時刻系を生成
-長期間安定した時間周波数国家標準の実現にむけて前進-
・論文:
Takumi Kobayashi, Daisuke Akamatsu, Kazumoto Hosaka, Yusuke Hisai, Akiko Nishiyama, Akio Kawasaki, Masato Wada, Hajime Inaba, Takehiko Tanabe, Tomonari Suzuyama, Feng-Lei Hong, Masami Yasuda,
Generation of a precise time scale assisted by a near-continuously operating optical lattice clock,
Phys. Rev. Applied 21, 7 June 2024. - 2024/4/13
- 米国ロサンゼルスにて、プログラムマネージャーの香取教授が受賞したブレイクスルー賞の授賞式が行われました。2022年度に基礎物理学の部門で受賞しておりましたが、パンデミックのため授賞式は延期となっていました。
- 2024/4/4
- 東京大学のロゴマークを更新しました。東京大学のロゴマークは4月1日から新しくなっております。
- 2024/3/7
- 東京大学、理化学研究所、日本電子株式会社から共同のプレスリリースです。
「東京大学大学院工学系研究科の岡場翔一助教、香取秀俊教授らの研究チームは、レーザー冷却された原子を光ベルトコンベアで引き出し、さらに交差する光ベルトコンベアで運動方向を変えて出力する連続原子源を世界で初めて開発しました。Physical Review Appliedに論文も掲載されました。」
・プレスリリース:
交差する光ベルトコンベアで原子の運動方向を変えて輸送
―光格子時計の高精度化に必須な連続原子源を開発―
東京大学、 理化学研究所、日本電子株式会社
・関連論文:
Shoichi Okaba, Ryoto Takeuchi, Shigenori Tsuji and Hidetoshi Katori,
Continuous generation of an ultracold atomic beam using crossed moving optical lattices,
Physical Review Applied 21, 034006 – Published 5 March 2024.
- 2024/2/1
- リンクページを更新し下記の量子ICTフォーラムへのリンクを追加しました。
・量子ICTフォーラム 会員インタビュー 香取先生
「光格子時計がもたらす科学イノベーションのインパクト」
・量子ICTフォーラム 若手インタビュー 牛島先生
「光格子時計で、世界に先駆け19桁の精度に挑む」