プロジェクトの概要

高精度な時を刻み、それを活用する技術は、有史以来、脈々と受け繋がれ探求されてきました。この進化は、高度な通信や測位を可能とし、新しいサービスを生み出しました。このように時計技術は、次世代ビジネスの牽引役として、欠くことのできない技術の源泉です。

近年、従来の時計精度を数桁向上させる超高精度な原子時計手法が進展し、通信・情報の分野を中心に、これらを利用した先端技術の高度化が期待されています。本プロジェクトでは、最先端の時間計測技術をいち早く実用化し、学術・産業分野への導入をはかるべく、光格子時計の小型・ 軽量化、安定動作を実現します。一方、多点・長距離間で時間を共有する配信技術を確立し、GNSSに代わる超高精度時間インフラを構築します。

これらの研究開発を通して、超高精度な時間を広く 社会に供給することにより、次世代の通信や相対論的測位など、今後、半世紀を見据える、新たなタイムビジ ネスの市場獲得を目指します。

output imege of this project


本プロジェクトは下記6つのグループから構成されています。

・光格子時計システム開発 (OC) グループ

光格子時計の設計からシステム開発まで主導的な役割を担い、プロジェクトのPOC実証に向けた取りまとめを行っています。

・光エレクトロニクスモジュール開発 (OM) グループ

プロジェクトのPOC実証に向けた、光格子時計の光エレクトロニクスモジュールの研究・開発を行っています。

・小型光学モジュール開発 (COM) グループ

   プロジェクトのPOC実証に向け、光格子時計の光学モジュールの研究・開発を行っています。

・ファイバネットワーク化 (NW) グループ

プロジェクトのPOC実証に向け、光格子時計のネットワーク技術、通信ネットワークアプリケーションの研究・開発を行っています。

・相対論的測地応用 (RG) グループ

   光格子時計を用いた相対論的測地技術の検証と技術応用に向けた研究・開発を行っています。

・秒の再定義促進 (RS) グループ

   光格子時計を用いた秒の再定義に向け、研究・開発、国際連携と国際アピールを行っています。

・社会実装調査研究 (SI) グループ

   光格子時計の社会実装に向けた調査研究、潜在的アプリケーション探索などを行っています。

連絡先


クラウド光格子時計による時空間情報基盤の構築

〒113-8656
東京都文京区弥生2-11-16
東京大学大学院工学系研究科
香取研究室
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